ネットビジネス大百科物語

わりばしをくわえた車椅子の少年は、たった1人でどうやって1億円を稼いだのか?

年収1000万を稼ぐ単純な思考から仕組みで稼ぐに変わる瞬間

「誰かに何かを教える」という立場上、「逆算して計画を立てて、タスクを細分化して、今すぐやるべきこと・できることをハッキリさせましょう」的なことをずっと伝え続けてきた。

例えば、「アクセスを増やしたい」という課題があったとき、100アクセスでいいのか、1000アクセスでいいのか、それとも10000アクセス必要なのかを明確にして(ゴール設定)、その上で、「必要そうなステップ」を明確にして、さらに、「やるべきタスク」を細分化していけば、“今日、今すぐにやるべきこと”がハッキリする。

そしてそれを続けることで、“結果的に”アクセスは増えて、目標は達成されるんだ、と。 これはもうあまり反論の余地がないぐらい「正しいこと」だと思う。

でも、今更ながら改めて思うのは、

“僕はそんなふうに考えて、最初からやってきたわけではないなぁ”

ということ。

今でこそ、ある程度コントロールしたいという欲求もあるし、誰かと一緒にビジネスをする場合は、共通の目標を設定して動かないと、動きがずれるから、逆算して計画を立てる。しかも結構ちゃんと立てる(まあ、実際にはその計画以外の要素が入ったり、その場の判断で臨機応変に対応するから、計画通りに行くことはまずないけど)。

これはあくまで、

  • 目標達成をコントロールしたい
  • 他人ときっちり連携プレーをしたい

という前提があっての話で、そういえば、僕が16歳とか、17歳のときには、こんなことは何も考えていなかった。計画も立ててなかったし、タスクだって書き出してなかった。

多分それは、

「やっていることがすごく具体的で細かいことだったから」

という理由もある。例えば、ヤフオクをやっているときは「出品、梱包、発送、顧客対応」のような、考えなくてもわかるようなことをやっていたし、ブログアフィリエイトをやっていたときも、

  • 記事を書く
  • 集客のためのコメント回り
  • ブログ仲間と意見交換や情報交換をする

ってことを毎日やっていただけだから、単純なことしかやっていなかった。複雑なことや、大きな計画が必要のない、「これをやれば、こうなる」という単純な仕事があったから、それをやっていた。

今はもうちょっと複雑だし、長期的に物事を考えるから、「即結果が出るもの」だけをやっているわけじゃないから、ぼーっとしていると「あれ、これってなんのためにやってるんだったっけ」となってしまう。だから「逆算して、計画を立てる」ということが、仕事上、必要になった。

ってことは、

“結果的に、逆算思考が必要になった”

というだけであって、

“逆算思考ができる人が成功する”

ということにはならないし、

“逆算思考を学ぶべきだ(できたほうが良い)”

ということにもならないんじゃないか、と。

「誰かに何かを教える」という状況になったとき、逆さん思考を先に教えるのは、“教える側にとってとても都合が良い”というだけで、実のところ、“実際に教えられた側には大して重要じゃない”可能性がある。実際、僕は19歳ぐらいまでは多分、計画なんて立てていなかった。

最初は誰だって、単純明快なことをやると思う。例えばヤフオクとか、アフィリエイトとか、せどりとか。やれば結果が出るもの。1件100円の利益だろうが、1000個売れば10万円になる。

単純な物量の世界だ。

ふと、この物量の世界を経ることなく、仕組みの世界には入れないんじゃないかと思った。仕組みの世界では計画が必要になる。なぜなら、仕組みというのは単純明快ではなく、もっと間接的なものだから。

ピタゴラスイッチの世界だ。

例えば「ボールを押す」という単純明解な行動が、仕組みを通ることで、「パンにバターを塗る」という結果に置き換わる。複雑さが増すと、把握できなくなるから、説明書や設計図や計画が必要になる。でも、物量の世界では違う。

物量の世界では「ボールを押すだけ」だから。

結果は「ボールが前に進む」という、考えなくてもわかるような単純なものになる。「100円で仕入れたものが200円で売れたら100円の利益が出る」という話だ。考えるまでもないし、計画を立てるまでもない。僕は16歳から17歳の後半までは物量の世界にいて、ひたすら毎日単純なことをやっていた。

  • ヤフオクに出品する(梱包、発送、顧客対応も含む)
  • ブログの記事を書く
  • アクセスを集めるための工夫をする
  • 仲間と情報交換をする

ということの繰り返しだった。

単純なことの繰り返しをなぜ続けられたのか?

というと、それはただ単純に、“楽しかったからだよ”としか言いようがない。

つまり、僕が最初に上手くいった理由は、逆算して計画を立てたからでも、仕組み化したからでもなく、

“単純作業が楽しかったから”

だってことだ。実はこれが一番重要なんじゃないかと。

セミナーや勉強会をやっていると、「僕は年収1000万円を稼ぎたいんです」とか、「月収300万円が欲しいんです」などの目標をよく聞く。

僕はこれまで、

「そうなんだ」

と思っていた(笑)

「そんな目標もあるんだなぁ」と。

人それぞれだし、多分本気なんだから、まあ、いいんじゃないかと思っていて、そして、そーゆー人に何かをアドバイスするときに、まさに都合がいい説明が、

「それじゃあ、その目標を達成するために、逆算して考えてみましょうか」

という、逆算思考を推奨するものだった。うん。どう考えても都合がいい説明だ。

というか、そんな風にしか「年収1000万円が稼ぎたい」という質問に対して、答える方法が他にはない。 ぼんやりとした違和感を抱えつつも、結果的に、

年収1000万円になるには、価値を提供して、誰かからお金をもらう必要があるよね?じゃあその、何を提供するかを考えようよ

という方向に持っていくことができていたから、価値を提供する方法だったり、ターゲットの設定ができた人は、成功していった。

つまりは結局、

「誰かにとって価値のある商品やサービスが作れた人が成功した」

ということであって、僕は、

「年収1000万円になる方法」

は、何も教えてはいなかったし、教える気もさらさらなかった(苦笑)というか、知らないしね(苦笑)

それでも中には、いつまでも「年収1000万円」の方に意識が向いていて、「価値提供」に意識が向かない人もいて、そんな人にはいつも苦労させられる。

  • 年収1000万円が欲しい → よしわかった(認める)
  • 逆算すると何が必要だい → 逆算思考を教える
  • 誰かに価値を提供しなければお金はもらえない → 価値提供について教える
  • 価値提供思考に慣れてくる → ビジネスのアイディアが出るようになる
  • 結果的に、何かで成功する

こんなプロセスでやってきたわけだけど、ふと思ったのは、これでももう複雑なんじゃないか?ということだ。僕は「自分が何かをすることで、何かが得られる」ということを子供の頃から知っていたし、やっていた。

もっと言えば、「じゃあ、何をしたら一番効率がいいんだろう?」ということを考えて、観光客に地元の海で採ってきた貝を高値で売ったりしていた。

だから僕の思考プロセスはいつも、

  1. 誰かがいる
  2. 何かをすればお金がもらえる(お小遣いとか)
  3. とりあえず何かする(お手伝いとか)
  4. 効率化を考える
  5. 効率が上がる(費用対効果が上がる)
  6. 結果、少ない労力で多くのお金がもらえるようになる

という感じだった。これは僕が教えていることとは真逆だ。

というか、別に僕が積極的に教えたいわけじゃないけど、「年収1000万円になりたい」という質問に答えた場合のプロセスとは真逆になってしまっていた。

んー。

僕のプロセスの場合は、「嬉しい」とか、「楽しい」という感覚がかなり最初にやってくる(とりあえず小遣いはもらえるから)。

でも、逆算思考プロセスの場合、感情的な報酬は結構後の方になってしまっている。これって大きな違いだよなぁ、と。

物量の世界が先にあって、仕組みの世界がその後にある状態と、仕組みの世界が先にあって、物量の世界がその後に待ち構えている状態。

精神的負荷は後者の方が大きいんじゃなかろうか?

つまり、なんかよくわからない、「年収1000万円」という発想を捨てて、物量の世界(単純な世界)に目を向けた方が、実は上手く行く人が多いんじゃないかと思った。

僕はいつでも、

「結果的にこうなった」

と思っているし、僕の話しているノウハウとかセミナーも、

「僕はこうだった。後から説明するとこう見える。」

というものだ。だから全ては、

“たまたまそうなっただけ”

なんだと思う。だって最初に計画なんてないから。ってことは、計画なんて最初はいらないんじゃないか、と。仕組みの世界にシフトした時、覚えればいいだけで、最初から逆算思考を覚えてしまうと、どんどん楽しさや嬉しさが減ってしまうような気がしている。

でもやっぱり逆算思考は都合がいいから、僕も説明として使ってしまうし、たぶん、一般的にも普通に使われていると思う。例えば夏休みの宿題のスケジュールを立てるとか、ライフプランを立てるとか。

いいんだよ。計画は計画だし。

その通りにはいかない前提で、臨機応変に対応できるなら。でも、たぶん多くの人は計画に縛られてしまって、臨機応変になれないから、最終的につじつまが合わせられなくて、失敗して、なんか落ち込んで、自信をなくしてるんじゃないかと。

向き不向きがあるから、これはとても難しい問題だけど、おそらく、何か新しいことをする人や、クリエイティブな人ってのは、計画を重視しないと思う(その概念は持っていても)。

そーなんだよなー。

説明する時の流れと、実際の行動する時の流れが違ってしまうのはしょうがない。

だって、やっぱり、「やればわかるさ」だと、セミナーにならないから(苦笑)

とすると、セミナーなんて必要ないのかとも思うけど、少なくとも僕はいろんな人のセミナーで刺激を受けて、アイディアが出たから、僕にとってはとても価値があるもので。

要するに態度なんだと思う。

「年収1000万円を目指す」

という、謎の態度をやめること。

てか、こいつはどこからくる発想なんだ?

僕は生まれてから1度もそんなこと、考えたことなかったぞ。

学校か?常識か?諸悪の根源は(苦笑)

まあ、犯人探しはいいとして、とにかく、割合として

  • 100円で仕入れたものが200円で売れるから、これを月に1万個売りたい

と考えている人と、

  • 年収1000万円が欲しい

と考えている人では、年収1000万円を考えている人の方が多くて、この立ち位置から、「価値を提供しないとお金はもらえない」ということを腹に落とし込むまでの道のりは結構長い。

腹に落ちないから、また1000万円のことを妄想して、思考が仕組みの世界に飛んで行って、必要なはずの物量の世界のことがおろそかになってしまっている。

気をつけろ!お前はもう死んでいる。ってのは冗談として(苦笑)

まじで、なんで、

誰かに何かすればお金がもらえる

という、単純明快なことから始めないんだろう?

わざわざ複雑に考える必要なんてないのに。

100メートル走をやっていたとして、複雑に考えるってことは、

「ボルトの走り方を研究して、逆算して、世界新記録が出るフォームの練習をする」

ってことだ。無理だろ(苦笑)

今の自分が100メートルを13秒でしか走れないんだったら、それを0.1秒短縮することを考えるべきで、そうすると、もっと単純明快なやるべきことが見えてくるはず。そしてその結果として、世界新記録が出せるようになるかもしれない。

つまり、逆算してボルトにはなれないんだよ。

これと同じ。

だから遠回りをせず、素朴に、お金を稼ぎたいんだったら、

誰かが価値を感じることを見つける、やってみる

ってことから始めた方がいいんじゃないかと思う。方法はヤフオクでも、アフィリエイトでも、なんでもいいから。具体的な質問をしてくれる人の方が明らかに早く成長する。

結局、バカの方が成功しやすいのかなー(笑)

物量の世界の後に仕組みの世界。よくよく考えれば当たり前のことを言っているだけなんだ。

オウンドメディアの作り方

首から下が動かない車椅子に乗った17歳の少年が1億円を稼げた秘密

著者プロフィール

和佐大輔(Wasa Daisuke)

なぜ、割箸を咥えているのか?

身体障害者認定の最高度である第1級身体障害者であり、1人で年商1億円を達成した起業家。12歳のとき、不慮の事故でテトラポッドに激突し首から下の運動機能をすべて失い、17歳でパソコン1つで起業した後、口に咥えたわりばし1本で年商1億円を達成。日本インターネットビジネスの業界では数少ない”本物の“マーケッター系起業家。将来は漫画家、映画監督になるべく精力的に活動を行っている。

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