ネットビジネス大百科物語

わりばしをくわえた車椅子の少年は、たった1人でどうやって1億円を稼いだのか?

70億分の1の生き方

ちょうど先日、3月20日・21日で木坂さんのセミナー「Stay Goldセミナー」の勉強会を行ったので、そこで出た話題をシェアしようと思います。

2日間でたっぷり8時間ぐらいやったので、ここではシェアしきれないほどの話題がありましたが、新規で読んでくれている人もいるので、その視点に立って考えると、一番重要だった話題は「MSP」だと思います。

「MSP」とは?

聞き慣れない言葉ですね。

ビジネスの世界では「USP」という言葉が有名ですが、こちらは「Unique Selling Proposition」の略です。平たく言えば「独自性」とか、「唯一性」という意味です。

競合他者のいるビジネスの現場では、その競合他者の出している製品に埋もれないように、独自性を確立して行く必要があります。独自性の無い商品や企業は、コモディティ化してしまい、薄利多売の無益な競争に巻き込まれてしまいます。

わかりやすく言えば、

  • 奈良
  • 京都
  • 大阪

では、「観光目的が違う」ということです。

仮に、奈良も、京都も、大阪も、全部「同じような観光地」しかなければ、独自性が生まれないので、移動距離や交通費、宿泊費などで比較されてしまい、安売り合戦になってしまうのです。

奈良には奈良の、京都には京都の、大阪には大阪の魅力があるから、観光客は「明確な目的」を持って、観光場所を選ぶことが出来ます。

ビジネスは原則として、「自由競争」というルールが適応されています。

僕らが今生活をしている「資本主義」が、自由競争そのものなので、ビジネスに限ったことではないですが、とにかく、僕らは「競争力」を持たなければ、コモディティ化してしまうのです。商品も、企業も、人も、全部、競争力が弱ければ、淘汰されてしまうのが、資本主義社会のルールです。

「人」に限って言えば、社会保障があるので、日本のような国だと、競争力が弱くても、生活保護が受けられますが、世界的に見れば、「日本」という国もまた、自由競争の中にあるのです。

つまり、

今はたまたま自由競争の中で、強い競争力を持っていて、豊かな国だから社会保障も手厚いけど、競争力が弱まれば、社会保障を手厚くする体力は無くなってしまう

ということです。

「これからは個人の時代である」と言われたり、「フリーエージェント時代」と言われたりするようになって久しいですが、多くの人が誤解しているのは、これは「個人にもチャンスがあるよ」という甘い話では無い、ということです。

六本木辺りに住んでいる人たちはその勘違いの代表だと思いますが(苦笑)、日本が世界の中で独自の競争力を持った国として、君臨し続けることが難しくなったから、「社会」ではなく、「個人」が自立しなければならない、という話なのです。

まあ、これは日本に限ったことではなく、世界中の先進国が同じ状態(もっと酷い状態)なんですが。

とにかく、

  • 「自分の人生は自分で選び、デザイン出来る時代」

とは、言い換えれば、

  • 「自分の人生は自分で選ばないと、誰も助けてくれない時代」

になったということです。

だからこそ「個人の競争力」が重要になっているのです。「国」という単位で、社会保障がゼロになることはないと思いますが、国の体力(予算)が無ければ、必然的に手薄くなります。

そんな中、税金が上がったり、景気が下がったりすれば、誰が苦しい思いをするのか?というと、それは普通に働ける一般の個人です。

いや、働けない人も保障が手薄くなるので、「1億人で、生活レベルを下げよう」ということにもなりかねないわけです(苦笑)

感覚的には、1億人の生活レベルは下がる一方で、競争力を持った個人は、自由競争で勝ち上がって行くので、3000万人の生活レベルは上がる、という感じです。

比率はもっと極端かもしれません。例えば、9:1とか。

今の日本人口で換算すれば、1億1700万人の「下側」と1300万人の「上側」の極端な二極化です。

現時点ではまだ、二極化は目に見える形では起こっていませんが、それは「中間層」が50~65歳ぐらいの年齢で存在しているので、あまり見えないだけで、「世代格差」は驚くほど広がっています。

要するに、「若い奴は給料が上がらない」ということです。定年退職者が順番にいなくなれば、サラリーマンの平均年収はみるみるうちに下がって行くでしょう。でも、その一方で、年収1000万円を越すサラリーマンは普通にいるのです。まあ、1割ぐらいですが。

ちょっと話が脱線しましたが、要するに、「国」も、「企業」も、「個人」も、競争力を持たなければ、淘汰されて行くのが、自由競争の恐ろしいところだ、ということです。

とは言え、近い将来、この資本主義のルールが無くなるとは思えないので、「恐ろしい」と怯えて、うずくまっているわけには行きません。

僕らも生きて行かないといけないので(苦笑)

絶望は同時に希望でもあります。

難しいことは抜きにして、個人の競争力を高めれば、何も問題は無いということです。

むしろ、この話に辿り着いた人はラッキーかもしれません。

なぜなら、まだまだ日本人の9割近くは、【自分自身がコモディティ化している】という、危機感が無いからです。

だから、大学生は狂ったように「就職活動」なんて、自分の安売りをするわけで、サラリーマンは未だに「起業は怖い」なんて言っているわけです(苦笑)

現実を冷静に見つめれば、コモディティ化してしまうことのほうが圧倒的に恐ろしいことで、極めてリスキーなのに、それに気付いていない。もしくは、気付かないフリをしている。

「誰かがなんとかしてくれるだろう」とか、「みんなで渡れば怖くない」と考えています。

沈没しかけている船の上で、ワルツを踊っているような、そんなイメージです。

もちろん、「日本の経済破綻」とか、そーゆー極端な話をしているわけではありませんよ。

ただ、少なくとも今よりは苦しくなるのに、ぬるま湯が徐々に沸騰しているように、何となく「大丈夫」と思っている人が多いのです。

ポジティブシンキングは重要ですが、【ポジティブシミュレーション】は、非常に危険です。

僕がお勧めしているのは、「ネガティブシミュレーション、ポジティブシンキング」です。

つまり、

  • 世界の実情には絶望しよう
  • 自分の可能性には希望を持とう

ということですね。

自分の置かれている環境を冷静に見つめ、ネガティブにシミュレーションしてみる。

  • 「リストラされたらどうなる?」
  • 「税金が上がったらどうなる?」
  • 「10年後はどうなってる?」

辛いと思いますが、自分で自分の現実を客観的に評価して見ましょう。自分の現実を直視するのが怖ければ、自分の身の回りにいる友人や上司でもいいと思います。

ネガティブシミュレーションをして、想像出来た未来が、「あなたの未来」に近いものです。

絶望的ですね(苦笑)

でも、希望もあります。

それは、今のうちに自分自身の競争力を高めれば、絶望的な未来は回避出来て、むしろ、無限に広がる可能性を手に出来るということです。

で、ここで最初の話しに戻りますが、これからの時代は「USP」ではなく、「MSP」だと。

これは木坂さんのセミナーでも主題となっていたことですが、「MSP」とは、「Me Selling Proposition」の略です。

簡単に言えば、「世界の中の私」になれ、ということです。

僕の今年出版される本の仮タイトルは、「70億分の1の生き方」ですが、この言葉が示す通り、自由競争が激しくなり、グローバルになって行く世界では、70億人(全人類)が、その競争に参加することになります。

「オンリーワンでいいじゃないか」というのは、気休めでしかなくて(苦笑)、実際には、「オンリーワンで、ナンバーワンの存在」にならなければ、二極化における「下側」になってしまうのです。

「USP」は、あくまで「単体」として機能するものでしたが、「MSP」は、もっと広く、変幻自在に機能する概念です。「Me」ですから、「私」に全てが集約されるのです。

ここ、重要なので繰り返しますが、個人の競争力を高めるために、全てを個人に集約させる戦略を取ったほうが効率が良い、のです。

例えばこれまでは「商品」や「企業」に価値を集約させて、大きく成長させる戦略が有効でした。「トヨタ」とか、「ソニー」とか。わかりやすく言えば、こーゆー企業です。「企業体」という、集合生命体として成長したほうが、生き残るのに便利だったわけです。

でも今は、企業とは個人の分身です。

企業のトップに立つ「個人」が、思い描く理想を実現する手段が「企業」という、集団である、と。これは、あらゆることが「効率化」したからこそ、実現したことですが、わかりやすく言えば、「個人」が、複数の「企業」を従える時代になったということです。

これはビジネスの世界では「エポックメイキング」なわけですが、あまり多くの人には理解されていないことです。

昔は、物理的にも、時間的にも、個人が複数の企業を経営し、成長させることは難しかったわけです。もちろん、昔からこの「難業」を成し遂げた人が、「財閥」とかを作ったわけですが、普通は無理でした。

だから、

ビジネスの死=個人の死

という、極めてダイレクトな形で、経営者はリスクを取っていたわけです。

しかし今は、普通の個人が複数のビジネスのオーナーになれてしまう時代です。

これはめちゃくちゃ「怖い」ことですよ。集中力が切れかけているかもしれませんが、よく聞いてください。経営者は、ビジネスが1個潰れようが、痛くも痒くもないのです。

特に、スモールビジネスの経営者は。

つい最近、「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキが、自分で経営している会社が潰れたとニュースになっていました。

これを見て、一般人は、「成功者もいつかは身を落とす」なんて、ズレた印象を持ったようですが(苦笑)

実情は、ロバート・キヨサキが経営する複数の会社のうちの1つが潰れただけの話しで、ロバート・キヨサキにはほとんどダメージはありません。

これってどう思いますか?

会社が潰れたわけですから、ペーパーカンパニーでなければ、当然従業員がいたはずです。従業員の現実は、無職になってしまったわけです。

でも、経営者は無傷。

これが世界の現実です。経営者はトカゲの尻尾切りのように、危なくなったらいつでも「会社」単位で潰すことが出来る。

でも、サラリーマンは基本的に副業禁止で、生活のほとんど全てを会社に委ねているわけですよね?

昔なら、経営者も同じように命がけでした。

しかし、今の時代は、経営者は命をかける必要が無い。

個人が生き残れば、いくらでも会社は作れるし、再生可能なのです。

経営者とサラリーマンでは、根本的にルールが違います。

サラリーマンは会社に人生を委ねて生きている。

しかし、経営者は「個人」に全てを集約させているから、変幻自在に生きて行ける。

「個人に集約させる」とは、金、知識、経験、人材、権利、などなど、全てを個人の結び付けるということです。

ビジネスが1個潰れようが、金も、知識も、経験も、人材も、権利も、全てが個人に残るので、いくらでも再起が出来るのです。

有名な経営者の名前で調べれば、そのほとんどが複数の会社の経営に携わっていることがわかるはずです。

スティーブ・ジョブズだって、Appleを追い出されても、Pixarで再起して、Appleにも返り咲いていますね。

で。

僕は別に「経営者になって、サラリーマンをコキ使おう」と言いたいわけではありません。

今話した経営者の本質は、あくまで「客観的」に見たことであって、経営者が全員、サラリーマンやビジネスを捨て石だと考えているわけではありません。

むしろ、必死な経営者のほうが多いでしょう。

重要なポイントは、

経営者だろうが、サラリーマンだろうが、全員が、個人に集約させる生き方をするべきだということです。

会社や社会に身を委ねるのではなく、個人としての意識を高め、「MSP」を高めないといけない、と。

MSPで考えれば、「失敗」という概念は消えます。

なぜなら、失敗も1つのMSPだからです。

唯一気を付けるべきなのは、

  • 個人のコモディティ化と、
  • 個人に集約されない活動をすること

です。

例えば、毎日同じようなものを食べるのも、コモディティ化を加速させます。

あるいは、「下請け」を自分のビジネスとしているのも、結局後に何も残らないので、極めて危険です。僕の実家は「釣り道具を造る工場」を経営していましたが、工場は結局のところ、下請けなので、取引先が経営不振になると、一気にオーダーが減ります。

頑張って独自製品を作り、直販も試みましたが、直販のノウハウも無ければ、流通させるルートも無いので、それも上手くはいかなかった。

1つのビジネスに人生を委ねることはとても危険です。

特にこれからの時代は、変化の時代ですから。

1つのビジネスを可能な限り「フレキシブル」に設計し、フレキシブルなビジネスを複数持てば、変幻自在、縦横無尽にこの世界で生きて行くことが出来ます。

で。

その為には結局のところ、「個人の実力を高めるしか無い」ということです。個人の実力・競争力を高めるにはどうすればいいのか?簡単な方法があります。

それは、「出来る限り多くの世界、多くの人と関わる」ということです。

自分の地元とか、会社とか、そーゆー狭い人間関係の中では、発想も貧困になり、知識も薄弱のままです。豊かな発想と、幅広い知識を得るには、それだけ多くの世界と人に関わるのが一番手っ取り早いわけです。

「人に会い、話を聞く」ということを、生涯で1000人ぐらいとしかやってこなかった人と、1万人やってきた人では、全然違う世界が見えているはずです。

僕も17歳の頃から、もう8年間で1万人以上の人と話をしてきました。

だから、見えている世界が広いのです。

本を読んで勉強するよりも.僕は人に会うことを選んだ。単純に、本が嫌いなので(苦笑)

勉強と出会いを同時に重ねれば、加速度的に自分の進化が誘発されて行きます。

僕はこれから先、まだ多分長い人生なので、20~30万人ぐらいと話をしたいと考えています。

50年間算すれば、1日平均16~17人に出会えばいいわけですから、僕の今のペースなら可能です。

ここで言う「人との出会い」は、過去の偉人や、漫画や映画のキャラクターも含まれますよ(笑)

とにかく、それだけ多くの価値観に触れれば、勝手に進化して、勝手に個人の競争力が高まるわけです。

出会いの方法の1つとして、インターネットは非常に有効なツールです。

僕のFacebookの友達は5000人いますが、もちろん、1人1人のことを知っているわけではありません。でも、5000人もいると、ニュースフィードに流れてくる情報だけでも、多くの面白い出会いがあります。5000人の統計データが手に入るわけです。

普通に生きていたら、友達なんて100人もいないだろうし、定期的に関わりを持つ人も、下手したら100人を切りますよね。家に引き蘢って、ネットの王様になっている人のほうが、実は多くの知り合いがいて、知識や経験があるかもしれない。

今はそーゆー時代です。

世間知らずなのは誰で、無知なのは誰か?これを「自分だ」と、認識出来る人が、より多くの出会いを獲得出来るはずです。僕もまだまだ世間知らずで、無知です。

だから、貪欲に出会いを求めているわけです。

今回も新たに1万人近くの人と関わりを持つことが出来ました(笑)

・・・・

長くなってしまいましたが、結論としては、個人のコモディティ化が、最も危険なことで、MSPを育てることを考えないと、自由を失うことになる、と。

現実は残酷なまでに、僕らの意思や感情とは逆に、過酷な方向に動いています。冷静に、客観的に、ネガティブシミュレーションをして見ましょう。

その上で、あなたの可能性は無限なのです。

「自分で自分の人生を選び、デザインする」という意識をぜひ、持ってください。

ではでは、今回はこれで。

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首から下が動かない車椅子に乗った17歳の少年が1億円を稼げた秘密

著者プロフィール

和佐大輔(Wasa Daisuke)

なぜ、割箸を咥えているのか?

身体障害者認定の最高度である第1級身体障害者であり、1人で年商1億円を達成した起業家。12歳のとき、不慮の事故でテトラポッドに激突し首から下の運動機能をすべて失い、17歳でパソコン1つで起業した後、口に咥えたわりばし1本で年商1億円を達成。日本インターネットビジネスの業界では数少ない”本物の“マーケッター系起業家。将来は漫画家、映画監督になるべく精力的に活動を行っている。

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