ネットビジネス大百科物語

わりばしをくわえた車椅子の少年は、たった1人でどうやって1億円を稼いだのか?

「佐川女子」が象徴するもの。

今年に入り、「佐川女子」なる言葉が市民権を得つつあるらしいと、小耳にはさむ機会がありました。一瞬意味が認識できませんでしたが、要は、その名のごとく「佐川急便で配達をしている女子」のことを指し示す用語らしいです。

「佐川男子の人気が急上昇中」というような記事が去年そこかしこで見られ、その続編としてどこかの企業もしくは個人がネーミングを考えたのだろうと思います。

いつものごとく、安易と言えば安易ではあるのですが、ただ、この概念の登場は、2013年以降を考えるにあたって、極めて重要であると個人的には思うのです。

「まったく、また二番煎じか、やれやれ」

では済まされない重要なことをこの単語は象徴しているのではないか、と。

この単語について、一部のコメンテーター的なる人物が

「男性社会へ女性の進出が進んでいる証拠で実にすばらしい、 新たな雇用が生まれ、このまま景気も回復するかもしれない」

などと評しているのですが、このような意見を吐いている人間こそが平和ボケの象徴であり、バカのイデアであると僕は思います。

当然、実態は全く異なるからです。

僕が住んでいる家の近所でも、佐川女子ではないけれど、女子高生と思しき女の子が自転車で新聞配達をしている光景をたまに目にします。

新聞配達女子とでも言えばいいのでしょうか。余計な情報ですが、この子はアイドル級にかわいいルックスであることを、そっと付け足しておきます。以前住んでいた家の近くでも、女子高生が何人か群れだって新聞配達をしていました。

また余計な情報ですが、この子たちはいくら積んでもアイドルにはなれないであろうルックスだったことも、公平を期してお伝えしておきます。

さて、果たしてこれらも「女性の進出」として歓迎すべき事柄なのでしょうか。

ある意味で最も重要な時期とも言える年代に、新聞配達のバイトを行っていることが、そんなに歓迎すべきことであるのでしょうか。

もうひとつ、より重要なことがあります。

彼女たちに聞けば「今まで女性ができなかった仕事に就くことができて、本当に幸せです!」という答えが返ってくるのだろうか、ということです。僕は実際にインタビューはできていませんが、たぶんそういう答えは返ってこないと思います。

場合によっては、やりたくてやっているわけではないかもしれない。

ではなぜ、彼女たちは新聞配達を行うのでしょうか?

この背景には、僕らが抗えない社会構造の変化、経済構造の変化があるのです。僕らは、それを知る必要がある。しかしながら、これを理解するためには、ほんの少しだけ、経済学の考え方を理解しなくてはいけません。と言ってもとても簡単なので、ちょっと頑張ってついてきてほしいと思います。

経済構造の変化

経済学では、衰退産業において発生した失業は、成長産業が吸収すると考えます。例を挙げて具体的に考えてみましょう。

農業の就労人口がもともと100万人いたとしますね。社会が変化していくにつれて、50万人が食べていけなくなり、失業したとします。

そうするとその50万人はその他の職を見つけないと生きていけないから、職探しをすることになります。

職が余っているところというのは、当然成長著しい「人手が必要なところ」ですから、いわゆる成長産業がその受け皿となる、というロジックです。

こう説明されれば、まあ不思議な点はないと思います。

が、しかし、冷静に考えてみてほしいのです。

40年農業一筋でやってきたおじいちゃんが、一体どうやって明日からIT産業に就職するというのでしょうか。鉄工所でしか働いたことのないおじさんが、突然明日からアフィリエイトで稼げるのでしょうか。経済学は、こういうことを「可能である」と無批判に前提にして成り立っている、何ともファンタジックな学問なのです。

ただ、僕は別に、ここで経済学の悪口を言いたいのではありません。

むしろ経済学は重要で、その基本的なロジックは万人が理解しておく必要があると思うくらいです(実際、セミナーも行いました)。

そうではなく、僕がここで言いたいのは、

「佐川女子にも同じことが起こっている」

ということです。

佐川女子が象徴しているのは、女性の社会進出などというものではなく、むしろその逆で

現代の成長産業には簡単に参入できない

という事実と、前回配布した音声で語ったように

成長産業ほど雇用が生まれない(ジョブレス・リカバリー)

という構造変化なのだ、と。

そういうことを是非理解してほしいのです。

こういう日本がまさに今直面している重大な構造的変化が、「女性の社会進出」に見えるというのは、もう目の病気を通り越して 脳の病気であるとすら思います。そういう人は、テレビでしゃべったり雑誌に寄稿したりしていないで、治療に専念してほしい。

治療しなくてもいいけど、病気をいたいけな一般国民に移すことだけは勘弁してもらいたいと思うのです。

さて、今、あなたが小さな女の子を育てているとしましょう。

「佐川女子」という言葉を聞いて、

「いやー、女性の社会進出は着々と進んでるなあー」

などと思っているとしたら、それはもう立派な虐待でありニグレクトに認定してもいいと僕は思っています。その親に育てられた子は、将来よくても3K労働者、悪くしたら発展途上国に引っ越さないと食べていけなくなるかもしれない。

(※現に、某一流大学を卒業した人がアジアのコールセンターに就職したりしています。月給は日本円に直せばわずか数万円ですが、そっちの方が、「トータルで言えば」プラスになるという判断なのだろうし、それは実は間違っていないのです。)

さすがに、アジアの発展途上国に見られるように「売り飛ばされる」などということはないと思いますが、しかし低賃金労働者として、食べていけるかいけないかくらいの雇用環境で働かなくてはいけなくなることだけは、控えめに言っても確かだと思います。

(※実を言うと、ここ日本でも「身売り」はかなりの量があります。地下経済の実態を知っている人には常識なのですが、そのほとんどは「親が売りに来る」ということも合わせて知っておいてほしい事実です。)

そんな世界は、平和ボケている人が知らないだけで、もうすでにここ日本ですら普通になりつつあるのです。GDPが増えても雇用が減る、という全く新しいパラダイムの世界はもう幕を開けています。

日本がどういう世界に流されているのかは、是非前回配った音声を聞いてください。たった1時間で、世界を見る目が変わります。なぜこんなに聞いてほしいかというと、最悪、あんたは好きにしてもいいから、せめて将来世代に迷惑をかけるんじゃない、ということが言いたいからですね。

うちの近所でせっせと新聞配達をしている女子高生は、この先一体どうなるのか、全くの他人事ながら少し気にかかります。

なぜなら、今説明してきたように、僕にとっては彼女が

「未来の日本人の雇用」

を象徴しているからです。

これからの日本は、(参入障壁が高い)成長産業市場か、(参入障壁が低い)低賃金(単純)労働市場しか雇用先は残りません (新聞配達女子は、10代にして、下側に行ってしまったということです)。

補助金漬けにして延命するのにも限界がありますから、今までみたいに「中間層」を維持することができなくなり、二極化が進みます。

上側は、参入障壁が高い分賃金も高いのですが、しかし雇用の絶対数が少ない。

下側は、参入障壁が低い分賃金も低いのですが、雇用の絶対数は多い。

一見すると、一長一短に見えるかもしれませんが、重大な側面を見落としてはいけないと思います。

下側は、競争が極めて激しく、世界中の労働者がライバルとなる

という事実を。

都内のコンビニや居酒屋の店員はほとんどが外国人になっていますが、その領域がどんどん拡大すると思ってください。楽天やユニクロやパナソニックばかりが、外国人を雇いたいわけではないのです。

「同じ仕事を、より安い賃金でこなしてくれる人」なら、あらゆる企業が雇いたいに決まっていますから。

音声では日本人が20万円で行っていたバイトをカンボジア人が1万円でできるということを言いましたが、こういうことがあらゆる市場で起こってくるのです。

一方でGDPそのものはジョブレスリカバリーによって大して減りませんので、物価水準などはそのGDPに合わせたものとなります。イメージとしては、今の日本で、物価は変わらずに、そのまま月給が1万円になったと思ってもらえればそう遠くありません。

生活は、当然できないですね。下側に属して、そこで働いてご飯を食べていくとは、そういうことを意味するのだということです。僕が言っているのは、そういう至極単純なこと。何も難しいことを言っているわけではありません。

そして、ほっといたら、ほとんどの人は下側に行くことになるということも、しっかりと理解しておかなくてはならないことです。

上側には、「資格のある人」しか、「上側のロジック」を理解している人しか行けないのです。

「参入障壁が高い」のだから、様々な努力をし、頭を鍛え、先を見越して、何らかの価値を生む人でないと、上側には入れない。

新しい価値を生まない仕事は、全て下側だと理解してください。音声でも話した通り、医者でさえ、ロボットに置き換えられてきています。

医者は、風邪を引いた時の診察を思い出してもらえれば明らかなように、トップレベル以外は、ある意味でルーティーンだからです。ルーティーンという「作業」は、ある程度誰にでもできるので、新しい価値を生むことができません。

「価値を生む」とは「作業」ではなく、「ひらめき」によって、難しい言葉を使えば「帰納的飛躍」によって可能になるものなのです。

これからの時代、生き残るために必要なのは、知識の量でも、専門的な技能でもなく、それらをいかにして「価値に結び付けるか」 という「ひらめき」の部分なのです。

そして、この二極化は、世界の先進国を見れば明らかなように、あっという間に硬直化します。つまり、「下から上への下克上」みたいな、一発逆転がどんどん難しくなっていくということ。

アメリカン「ドリーム」と言われるのはまさにそれを象徴していて、それはもう「夢」みたいな確率の話になるのです。だから、今準備をしなくてはいけないと、僕は音声の中で何度も何度も言ったのです。

ひらめきは、待っていてもやってこない。

ひらめきは、ある程度までは「起こすもの」だから。

正確に言えば、

ひらめきが起こりやすい状態を作る

ことが必要になるわけです。

それが、僕が「準備」と言っているものです。

「準備」をきちんとすれば、ある時「ひらめき」が起こり、価値が生まれます。その価値を使って、「自分で自分を雇用する」ということが可能になる。

今見てきたように、そして音声でも話したように、自分で自分を雇用するというのは、新しい価値を世の中に提供すること以外にはないからです。

逆に言えば、準備をしないと、あるいは間違った準備をすると、いつまでも「ひらめき」が起こらず、価値が生まれず、つまり自分で自分を雇用できなくなります。

・・・こう言うと、必ず「難しそう」「自分には無理」と考え、やりもしないうちから諦める人が出ることを僕は知っていますが、諦めてものんびり生きていける時代がもう終わるということを僕は声を大にして言いたいと思います。

「やるかやらないか」という選択肢は、残念ながらもうないんですよ。

「やらずに生活を維持できなくなるか」「とにかくチャレンジするか」しかないのです。

もちろんチャレンジしたからと言って、みんなが成功するわけはありません。

そんな桃源郷があったら、僕が一番に行きたいくらいですが、そんな世界は当然ない。むしろ、この世界ではチャレンジしても失敗する人の方が多いでしょう。

だからこそ「成功」に価値が出るわけです。

しかし、僕には自分の経験と、1万人以上を見てきた経験と、300社以上を見てきた経験から確信している持論があって、成功の理由の半分は事前には明確に指摘できないのですが、失敗の理由は100%事前に指摘できるのです。

つまり、望む成功を約束することはできないが、失敗を避けるための準備をすることは誰にでも可能なのだ、ということですね。これこそがまさに、知っているか知らないか、の世界なのだと僕は思います。

例えば、ジョブレスリカバリーという概念を知っているかいないかで、随分と失敗が減ることは分かりますよね。

これと「佐川女子」をつなげることで、日本の流れている方向が少し見えますよね。両方を全く知らない人に比べたら、もう雲泥の差があるほど、未来が見えていると思います。

結局、失敗しないビジネスというのは、これの積み重ねでしかないのです。どこかで知らないことがあり、間違った判断をするから、失敗につながってしまう。

着実に準備をし、適切にステップを踏めば、少なくとも失敗などが限りなく起こらない状態を作ることはできるのです。ただ、悲しいかな、僕には、しゃべることしかできない。

いろんな情報や経験を、伝えることしかできない。

僕は1万人のデータと、300社のデータと、それに付随するデータによって導かれたある種の法則を持っていますが、そしてそれを体系化し、お話しすることはできますが、そこまでしかできないというのが厳しい現実だったりします。

それを聞いて実際にどうするかは、僕にはどうすることもできないわけです。

だからこれは「お願い」になってしまうのですが、是非とも、一歩を踏み出してほしいな、と。音声でも言っている通り、別に僕のセミナーに来なくてもいいのです。

準備さえできればいいのだから、自分でできるならやってほしいと思います。

でも、その場にとどまって、いつか助けが来るさと言いながら、餓死することだけは、未来の世代を巻き込んで心中するのだけは、 止めていただければなあと切実に思うのです。

こうして読んでもらえているのも何かの縁だと思いますから、僕はこの世で最も質が高いと思う自分のセミナーをお勧めするけれど、道はもちろん一本ではありません。

「自分で」歩く道を決めて、一歩を踏み出していただければ、きっと悔いのない人生を歩めると思います。

誰かに決められるのではない、自分の道を、是非、この瞬間から。

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著者プロフィール

和佐大輔(Wasa Daisuke)

なぜ、割箸を咥えているのか?

身体障害者認定の最高度である第1級身体障害者であり、1人で年商1億円を達成した起業家。12歳のとき、不慮の事故でテトラポッドに激突し首から下の運動機能をすべて失い、17歳でパソコン1つで起業した後、口に咥えたわりばし1本で年商1億円を達成。日本インターネットビジネスの業界では数少ない”本物の“マーケッター系起業家。将来は漫画家、映画監督になるべく精力的に活動を行っている。

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